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眼科

眼科よりメッセージ

眼科スタッフ

白内障、緑内障、糖尿病網膜症などの内眼疾患から、ドライアイ、結膜炎等外部疾患など一般眼科すべての診断、治療を行っており、視能訓練士による斜視弱視検査やメガネの相談も行っております。

眼瞼痙攣に対するボトックス治療、加齢黄斑変性症に対するPDT治療や抗VEGF硝子体内注射など、当院で可能な処置、治療は複数ありますので、お気軽にお問合せください。


今まで待ち時間が長く、患者様にご負担をおかけしていましたが、平成28年6月からは月曜日と水曜日の週2日、大学派遣医と眼科医師の2名体制になりました。少しでも待ち時間が緩和できたらと思います。


月曜から金曜日の午前中一般外来を行い、月、木午後は手術、火、水、金午後は特殊検査や手術の説明を行っています。緊急手術の対応はできませんが、白内障、外眼部手術の他、1-2か月に一度、予定手術として硝子体手術も行っております。


当科では以前から加齢黄斑変性症に力を入れており、従来通りPDT治療も継続して行い、また加齢黄斑変性症の治療薬である、抗VEGF硝子体内注射は適応疾患が増え、高度近視に伴う血管新生や、網膜中心静脈閉塞症及び網膜中心静脈分枝閉塞症による黄斑浮腫、糖尿病黄斑症に対する効果的な治療もできるようになりました。


他の診療科もそうですが、眼科領域においても日々機械や技術が高度に進歩し、より専門化・細分化されてきています。高度な医療が必要な場合は、長崎大学眼科と連携し治す医療、納得できる医療を目指して頑張っていきます。

OCT(光過干渉断層計)が新しくなりました

眼科機器の進歩

OCT(光過干渉断層計) 眼底を見ると、色々な病気がわかります。ただし、私たちが診察するときはその表面しか解りません。OCT(光干渉断層計)は眼底の網膜を断層で観察ことができ、どこの層にどんな病変があるかを短時間で見ることのできる機械です。最近、このOCTが進化し、様々な機能が加わりました。

 今回新しく加わったOCTアンギオでは、血管内の血球の動きを感知して、血管を合成画像で観察できるようになりました。眼底には加齢黄斑変性症や糖尿病網膜症のように、新生血管という、本来そこにあるべきではない血管が悪さをするという病気が多数あります。

 今までは、蛍光眼底造影検査と言って、造影剤を血管から入れ、10分程眼底の写真を撮る検査により、眼底血管を観察していました。ただ、造影剤を使う関係上、腎機能が悪い患者さんでは検査ができなかったり、造影剤による重篤なアレルギー症状が頻度は稀ですが出る可能性がありました。何よりも患者さんにとっては、約10分とはいえ、まぶしい光で写真を撮られるという、多少の苦痛を伴う検査でした。

 OCTアンギオが蛍光眼底造影にすべてとってかわるわけではありませんが、多くの情報を数間で造影剤を使わず、しかも網膜の浅いところから深いところまで立体的に観察できるようになりました。

 また、神経節細胞層の厚みを見るモードは、自覚症状が出る前の極早期緑内障を発見するのに有用です。今までは、視野など症状が出て初めて緑内障と診断されていましたが、その前の段階で将来的な視野変化の予想が可能になります。緑内障は現在ある視力や視野が徐々に低下し、もとに戻すことができない病気です。平均寿命が長くなってきている現在、各々の寿命まで視機能を維持させる必要があります。その為には、早期発見、早期治療が必要になっていきます。

 当院でもこれらの機能を搭載したOCTを4月から導入しました。日常診療のレベル向上に役立ってくれることを期待しています。 症例


検査風景
検査機器


検査風景2
手術風景


医療内容

診療内容

白内障、緑内障、糖尿病網膜症などの内眼疾患から、ドライアイ、結膜炎(アレルギー含む)等の外眼部疾患など、一般眼科すべての診断、治療を行っております。
また、スタッフにはORT(視能訓練士)もおり、斜視弱視検査やメガネの相談も行っております。



現在当院で可能な処置、手術には以下のようなものがあります。
  • 麦粒腫、霰粒腫、翼状片、眼瞼内反、睫毛乱生症手術
  • 鼻涙管手術、涙点プラグ挿入術
  • 角膜及び結膜異物除去
  • 後発白内障切開術(YAGレーザー)
  • 網膜光凝固術
  • スーパーライザーによる、眼痛、眼精疲労の軽減、網膜循環改善温罨法によるドライアイ及び眼精疲労治療
  • ボトックス注射による眼瞼痙攣治療
  • 白内障手術(日帰り、1泊、連泊いずれも可)
  • 緑内障手術
  • 硝子体手術
  • 斜視手術
  • 加齢黄斑変性症に対する光線力学的治療(PDT)
  • ルセンティス、アイリーア、マクジェン硝子体内注射

外来で出来る検査
  • 視力屈折検査 (オートレフラクトメーターの他、手持ちレフもありますので、 座位姿勢の取りにくい方の検査も可能です。)
  • 眼圧検査 (ノンコンタクト・トノメーターの他、手持ちの眼圧計もありますので、座位姿勢の取りにくい方の検査も可能です)
  • 眼底検査
  • 螢光眼底造影
  • 動的視野(ゴールドマン)
  • 静的視野(ハンフリー)
  • 隅角検査
  • 角膜内皮細胞測定
  • 超音波(Aモード、Bモード)
  • ERG
  • 簡易フリッカーテスト
  • 色覚検査(石原式、東京医大式)
  • ヘステスト
  • 立体視検査
  • 角膜形状解析
  • 斜視弱視検査

医療情報

最近では加齢黄斑変性症が、メディアでも取り上げられる機会がずいぶん増え、この病気の認知度はかなり上がってきています。

加齢黄斑変性症は米国をはじめとする欧米先進国においては、成人(特に50歳以上)の中途失明の主要な原因となっています。日本においても近年の急激な高齢者人口の増加や生活習慣病の欧米化に伴い、患者数が増加傾向にあります。年をとって見えなくなる病気にはいろいろあります。中には白内障だろう、見えなくなったら眼科に行こうとお思いの方もいらっしゃいますが、加齢黄斑変性症は治療せずに放っておくと、視力が著しく低下し、治療に適切な時期を逃すと、手遅れになることがあります。


視力低下だけでなく、ものが歪んで見えたり、見ようとするところが見えにくくなる症状があれば、一度眼科を受診してみてください。



現在、黄斑変性症に対する治療は、大きく分けると二つあります。

光線力学的療法(PDT)

H16年5月に、日本でも承認された治療です。光に反応する物質を体内に注射し、病変部にレーザーをあてるという治療です。従来行われてきたレーザーは黄斑部に直接あてることができませんが、このレーザーは黄斑部にはほとんどダメージを与えず、施行することができます。

この治療の後は5日間日光を避ける必要があります。


抗血管新生薬療法

従来より行われてきた、光線力学的療法(PDT)に加え、抗血管新生薬療法である、マクジェン硝子体内注射がH20年から、ついで、ルセンティスがH21年3月から許可されました。従来からあるPDTと違い、5日間日光を避ける必要がなく、日帰りで行えること、合併症の頻度が低く、視力良好例にも行えます。ただし、症例によっては毎月投与が必要になる時があります。


上記療法を患者さまの状況に合わせて行います。黄斑変性は、再発しやすい病気であり、定期的な診察は必要になります。以前は蛍光眼底造影を頻回に行っていましたが、光干渉断層計(OCT)での、診断能力が向上し、経過観察における侵襲が少なくなりました。



医師紹介

出口医師 出口 裕子 (でぐち ひろこ)
長崎大学平成6年卒業
日本眼科学会 専門医
眼科PDT研究会 認定医
ボトックス 認定医

・黄斑変性をおもに専門としていますが、患者さん一人一人にあったオーダーメイド治療を目指しています。