若返りと抗酸化は違う?NMNとアンチエイジング成分の違いを解説

若返りと抗酸化の違い

若返り成分として注目されているNNM。でも、これまででも老化を防ぐ美容成分はたくさん話題になってきました。

ポリフェノール、コエンザイムQ、カロテノイド、ビタミン、などなど。これら抗酸化物質と呼ばれる成分とNMNは何が違うのでしょうか?

このページでは若返りとエイジングケア(抗酸化)の違い。またNMNとアンチエイジング成分の違いをくわしく解説します。

若返りとエイジングケアの違い

若返りとは、文字通り「老化した細胞を若返らせる」という意味です。エイジングケアは「老化した細胞を修復する」「細胞の老化を予防する」という意味であり「これ以上老化を進行させない」のであって若返ることはありません。

若返り:老化した細胞を若返らせる
エイジングケア:老化の進行を防止する(若返るわけではない)

抗酸化とは?

エイジングケア(アンチエイジング)の世界でよく使われる「抗酸化」とはどういう意味でしょうか?

活性酸素が老化を進行させる

私たちが生きていくためには酸素が必要です。酸素を利用してエネルギーを生み出すわけですが、酸素を利用すると同時に「活性酸素」も生成されます。

活性酸素は細胞にとりつき細胞を傷つけてしまいます(いわゆる「酸化」という減少)傷ついた細胞は修復するのですが、その修復の過程でうまく再生できずにシミ、シワ、がん化といった症状を引き起こします。この「ダメージ⇒修復」のサイクルが早く多いほど老化の進行が早まるといえます。

活性酸素によって細胞がダメージ⇒修復⇒ダメージ⇒修復・・・このサイクルの過程でうまく再生できない細胞が増えていき老化が進行する。

抗酸化とは活性酸素から体を守ること

抗酸化とは、体の中の酸化を抑えることです。体内で増えた活性酸素を取り除き、活性酸素から体を守ることで酸化を抑えます。活性酸素が少なくなることで傷つく細胞の数も減り、修復の過程で起きる老化も予防されます。

活性酸素は体の中の他の酵素のによって分解され無毒化されるのですが、活性酸素の量が多いと無毒化が追いつかずダメージを受ける細胞が多くなっていきます。加齢とともに酵素の働きも弱くなっていくので、ますます老化が進んでしまうわけです。

活性酸素による酸化をどうやって防ぐのか?それがこの後説明する「抗酸化物質」の働きになります。

抗酸化物質とは?

抗酸化物質とは、酸化されやすい成分のことです。抗酸化物質を摂取することで、活性酸素によって細胞が酸化されるよりも先に抗酸化物質が酸化してくれるため、結果的に細胞を酸化から守ってくれます。

活性酸素を直接除去したり、細胞を強くするわけではなく、自身が身代わりとなって優先的に酸化されて細胞の酸化を防いでくれるわけですね。

代表的な抗酸化物質(アンチエイジング成分)

アンチエイジングを促進する抗酸化物質とはどんな成分なのでしょうか?ここでは代表的な抗酸化物質を紹介します。

ビタミンA

抗酸化力の強い成分で、βカロテンやレチノールなどを摂取することで体内でビタミンAに変わります。

緑黄色野菜に多く含まれますが、生のままだと吸収率が悪いので、炒めるなどの調理をした料理で摂取することで吸収率が上がります。

ビタミンC

食材からの摂取率が高く抗酸化力も高い成分です。野菜や果物など広くメジャーな食材に含まれていますが、一方で一度に大量に摂取しても尿と一緒に体外に排出されてしまいます。

体の中では生成されないので、毎日の効率的な摂取を心がけましょう。

ビタミンE

ビタミンEは過酸化脂質の発生を抑える効果があります。過酸化脂質とは、細胞を傷つける毒性が強く、がんなどのさまざまな病気を引き起こします。

ナッツ類など植物性の油脂に多く含まれています。

ポリフェノール

ポリフェノールとは、アントシアニンやイソフラボンなどの成分の総称で、こちらも抗酸化力の強い成分です。ポリフェノールはフラボノイド系と非フラボノイド系に分かれますが、効果はどちらも変わりません。

  • フラボノイド系:アントシアニン(赤ワイン)、イソフラボン(大豆)、カテキン(緑茶)、テアフラビン(紅茶)、セサミン(ごま)、ケルセチン(玉ねぎ)など
  • 非フラボノイド系:クロロゲン酸(コーヒー)、クルクミン(ウコン)など

コエンザイムQ

コエンザイムQ10で有名になった成分ですが、ビタミンを助ける役割があり、自身も強い抗酸化力を持ちます。

サバ、いわしなどの青魚、牛肉、豚肉などの肉類に多く含まれます。

若返りとは?

若返りとは、老化した細胞を若返らせるという新しい考え方です。これまでのエイジングケアである「老化を予防する」よりもさらに進み、文字通り細胞から若返る「若化」です。

そして細胞レベルでの若返りを動物実験で実現させたのがNMNという成分です。

NMNの説明でよく見かける「LIFE SPAN(老いなき世界)」という本では、ハーバード大学医学部の研究において、生後22ヶ月のマウス(人間換算で60歳)に1ヶ月NMNを投与したところ、細胞が生後6ヶ月(人間換算で20歳)レベルまで若返ったという報告がされています。

若返りの実験結果

NMNは若返りと活性化を促進

では、NMNは体の若返りにどのように働くのでしょうか?

これまでのエイジングケアのように「防ぐ・守る」ではなく、活性化させることで若返りを実現します。具体的には以下の2つの大きな働きがあります。

サーチュイン遺伝子の活性化

サーチュインとは生物に存在するタンパク質のことで、臓器や全身の細胞を制御する働きがあります。

通常は休眠状態なのですが、NMNから変換されたNAD+がサーチュインのスイッチとなりサーチュインが活性化することで、臓器や組織の老化抑制し、さらに若返らせることが期待されています。

サーチュインには若返り効果がある⇒普段は眠っている⇒NMNを摂取することでサーチュインを活性化する⇒サーチュインが働き若返り

ミトコンドリアの活性化

生物に取り込まれた酸素は、その90%以上が体内の「ミトコンドリア」で消費されます。ミトコンドリアからは生きていくために必要なエネルギーが生まれ、私達の生命を支えています。

加齢とともにミトコンドリアの働きが弱くなってくると、エネルギー効率が悪くなります。いわゆる「歳を取ると代謝が落ちる」というやつですね。

さらに大量の「活性酸素」を排出するようになり、この活性酸素が肌のシミ・シワ・悪玉コレステロールの増加、さらには動脈硬化など「老化」の原因になっていくと考えられているんです。

NMNにはミトコンドリアの活性化する働きがあるとされています。

ミトコンドリアが本来の働きを取り戻すため、エネルギー効率のよい身体になり、いつまでも若々しくあり続けられます。また活性酸素の排出量も少なくなるため、さきほど述べた「老化現象」を遅らせることも期待できるんです。

サーチュインの活性化⇒臓器や組織の老化防止
ミトコンドリアの活性化⇒老化の原因となる「活性酵素」の発生が抑えられる
抗酸化物質のように身代わりになって守るのではなく、細胞そのものの若返らせ、さらに活性酵素の発生も防いで老化を防ぐという二段階の効果があるわけですね。

NMNとアンチエイジングの違いのまとめ

ここまで、若返りと抗酸化の違い、NMNとアンチエイジングの違いをまとめてきました。

これまでのエイジングケアが「老化の防止」で今以上に若返ることがなかったのに対し、NMNによる効果は若返り。細胞が若返り見た目も体の機能も若返ることが期待される成分です。

5年後10年後に「あの時から飲んでいればよかった」と思わないようにすることはもちろん、今現状のシミ・シワ・たるみ・薄毛といった老化現象を改善したい人に、若返りを持って期待できる成分がNMNです。

NMNの具体的な効果やどんな食材に多く含まれているか?などはトップページに情報をまとめてあります。NMNサプリの情報と合わせてぜひ読んでみてください。
参考 NMNの効果やおすすめサプリなどNMNの詳しい情報はこちら
タイトルとURLをコピーしました