性欲減退の解消法は?ムラムラした性欲が出ない原因と改善方法

性欲減退によるセックスレスで、パートナーと不仲になったり、それが原因で別れてしまったりするケースは決して珍しいことではありません。

相手の女性に魅力がないからではないと気が付いていながらも、何が原因なのかはわからず悩んでしまっている男性もいるのではないでしょうか。

若い頃は抑えたくても抑えられなかったほどの性欲が、ここのところさっぱりなくなってしまったと感じる方も少なくありません。

こうした性欲減退は、年齢を重ねれば仕方のないことだとあきらめてはいませんか?

実は、どのような原因であれ、失ってしまった性欲もしっかりと原因を突き止めて対策を行うことで、また新たに性欲アップさせることができるんです。

本記事では、そんな性欲減退につながる原因と、具体的な対策、性欲アップにおすすめの食材を紹介します。

[mokuji]

性欲減退の主な症状とは

性欲がなくなってしまうと、さまざまな症状が現れてきます。

一般的には、セックスに対する興味を失い、性的なものを見たいとすら思わなくなります。

また、セクシーな写真やエロ動画など、興奮するようなコンテンツを目にしても体が反応せず、何も感じなくなるのです。

さらに症状が重くなってくると、セックスを求められると拒否反応を示したり、相手の女性に嫌悪感を抱くようになるケースもあります。

セックスをするのもおっくうに感じられ、オナニーをするのも疲れるし面倒だと思うようになると、性欲がなくなってきているサインです。

性欲減退の症状

  • セックスに対して興味がわかなくなる
  • 性的なものやセクシーなものを見たくなくなる
  • 性的なコンテンツを見ても体も心も反応しなくなる
  • セックスに対し拒絶反応がでたり嫌悪感を抱くようになる
  • セックスどころかオナニーすら面倒に感じる

上記のうち、どれかひとつでも当てはまるようであれば、性欲が落ちてきているといえるでしょう。

特定のパートナーがいない場合はそこまで大きな問題にはなりません。

しかし、恋人や配偶者がいる場合にはセックスレスや不妊へとつながってくるため大きな問題になってしまうこともあります。

性行為を避けようととった行動や言動が、相手を傷つけたり勘違いをさせてしまうことだってあるでしょう。

また、性欲減退は直接的には体に影響を与えることはありませんが、原因によっては身体のほかの部分に不調をきたしている可能性もゼロではありません。

なんとなくでも「最近、性欲落ちたかも」と思い始めたら、何らかの対策を考えたほうが良いでしょう。

性欲が落ちてしまう代表的な原因

では、性欲が落ちてしまうのにはどのような原因が考えられるのでしょうか。

いくつか考えられる原因を紹介いたします。

加齢によるもの

性欲減退の原因で最も一般的なのが、加齢によるものです。

年齢を重ねることで性に対する興味が薄れていくことは、決して異常なことではありません。

いつも頭の中はエッチなことばかり考えていた盛んな10代、20代とはちがい、30代後半にもなってくると徐々に性欲は落ち着いてくるものです。

また、日本人男性の場合、妻の出産などを機に、パートナーの女性を性的な対象として考える機会が減りはじめます。

気が付くと性欲があまり感じられなくなっていたという方もいるのです。

ストレスによるもの

強いストレスにさらされたり、恋愛や仕事のことなどで悩みを抱えていると、性欲が減退することが良くあります。

エッチなことを考えるほど気持ちに余裕がないなど、ストレスによって抑うつ状態になることも大きな原因です。

また、うつ病などで抗うつ剤を処方されている方の場合、薬の影響で性欲が減退してしまうことも多々あるようです。

過労や睡眠不足など

毎日遅くまで残業続きで疲れがたまっている男性も、性欲があまりない方が多いといいます。

ある産婦人科医の調査によると、セックスに対してあまり積極的になれない男性にその理由を聞いたところ、28%の方が「仕事で疲れている」と答えたといいます。

参考:AERA dot.:労働時間49時間が「セックスレスライン」

また、慢性的な睡眠不足により、身体機能が低下し、性欲の減退につながることも珍しくありません。

場合によっては性欲が落ちてしまうだけでなく、EDのリスクも高まるともされているため、注意が必要です。

肥満からくるもの

肥満や糖尿病などの生活習慣病の患者には、性欲が少なくEDを発症している割合も比較的多いとされています。

これは肥満になっていること自体と、脂っこい食事や糖質の高い食事など肥満になりやすい食べ物中心の食生活の2つの原因が性欲減退へとつながっている可能性が高いようです。

また、肥満になると単純に体を動かすことが億劫に感じられ、セックスへの興味が薄れてしまうこともあるようです。

慢性的なアルコール摂取

少量のお酒は気分を高めて性欲アップへとつながることもありますが、毎日大量にアルコールを摂取する習慣があるという方は要注意です。

あまり多くのアルコールを飲むと肝臓に負担がかかり、だるさや疲れが抜けない状態に陥ります。

だるさや不調が続くと、性欲やセックスをする気力が失われてしまうのです。

たまの飲み会でお酒を楽しむ程度であれば全く問題ありませんが、慢性的な飲酒など過度なアルコール摂取は避けたほうが良いでしょう。

ビタミンや亜鉛などの栄養不足

ビタミンにもいろいろな種類がありますが、さまざまな理由からビタミン不足になると身体機能が低下し性欲減退につながる場合があるため要注意です。

なかでも、免疫機能を高める要素のあるビタミンDは、不足することで性欲減退につながりやすいといわれています。

1日中日の当たらない屋外ですごす男性の場合には、ビタミンDが不足しがちです。

また、亜鉛不足の方も、男性機能が衰えやすく性欲減退につながり安い傾向にあります。

男性ホルモンの減少が性欲減少につながる

性欲減退につながる原因は、加齢やストレス、肥満や栄養不足などさまざまな理由があります。

これらの原因で共通してくるのが、テストステロンという男性ホルモンの分泌量の減少です。

男性ホルモンは、性欲と大きなかかわりのあるホルモンで、加齢やストレス、体調の変化や血行不良などによって影響を受けることがあるのです。

男性ホルモンテストステロンの減少は性欲や精力の低下を招くだけでなく、精神状態を不安定にし抑うつ状態を招くとされています。

テストステロンは、筋肉や骨を作り出すのにも重要です。

さらに、肥満を抑える効果もあるとされているため、不足することで筋力低下や肥満へとつながっていく可能性も高まります。

また、テストステロンが減少することで、疲労感や頭痛、めまいや耳鳴りといった身体症状を引き起こすこともあるのです。

こうしてみると、たかが性欲減退と片づけてしまうのは問題です。

年相応のホルモン減少や性欲減少は仕方のないことかもしれません。

しかし、いつまでも元気で若々しい男性でいるためにも、できれば対策を練って改善させたいものです。

性欲減退したときの対策と改善方法

病気が原因となる性欲減退は専門家による治療が必要ですが、一時的な物であれば自己改善することが可能です。

まずは生活習慣や食生活などの、生活の乱れを整えることから始めてみることをおすすめします。

いくつか取り組みやすい改善方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

しっかりと睡眠をとる

慢性的な睡眠不足が続いているという方は、睡眠時間の改善を目指し、質の高い睡眠を取り入れることで大きく改善が望めるといいます。

性欲アップにつながる男性ホルモン、テストステロンは主に睡眠中に分泌されるホルモンです。

毎晩ぐっすりと眠るだけでも、改善効果が実感できることでしょう。

お酒の量はほどほどに

毎晩のようにお酒をたくさん飲む方は、お酒を控えて肝臓を休めてあげるだけでも、性欲回復につながります。

特に、ビールをたくさん飲まれるという方は、より控えるようにした方が良さそうです。

ビールの原料のホップに含まれる物質がテストステロンの分泌に影響を与えることがあるとされているからです。

肥満気味の方は適度な運動やダイエットを

肥満は性欲減退につながる大きな原因のひとつです。

適度に運動を取り入れてすっきりさせるだけでも、ホルモンの分泌量がアップして性欲増大へとつながります。

なかでもウォーキングのような有酸素運動は、男性ホルモンの分泌量をアップしてくれる効果が期待できるので積極的に取り入れたいところです。

肥満へつながるような食生活を見直すことも大切ですね。

パートナーとの関係改善も効果的

恋人や妻など、パートナーとの関係がぎくしゃくしていたり、マンネリしてしまっている場合などは、相手に対してムラムラとしにくいものです。

長らくレス状態が続いていると、お互いの関係も冷えがち。

まずは、お互いの会話を増やす努力をし、積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。

マンネリしてしまっている場合には、普段いかない場所へ旅行やデートへ行くなどし、お互いの関係に新鮮さを与えるのも良いかもしれません。

お互いの関係が改善すると、自然と気持ちも前向きになり、以前のように性的関係をむずびたいという気持ちがわいてくる場合もあります。

医師にバイアグラを処方してもらう

ストレスや精神的なものによる一時的な性欲減退であれば、医師に相談してバイアグラなどを処方してもらうことも可能です。

性欲がほとんどないという男性でも、バイアグラを飲むと勃起しムラムラとした気持ちが湧き上がってくるのを感じられます。

セックス自体を楽しいものだと感じられるようになれば、気持ちも安定して自信にもつながり、性欲減退が改善する場合もあります。

とはいえ、バイアグラ自体の効果はあくまでも一時的なものにすぎません。

はっきりとした原因がわかっているのであればそちらを根本的に改善させた方が良いでしょう。

精力剤を試してみる

一時的な性欲減退であれば、精力剤を試してみるのもアリです。

なかでもおすすめなのが「マカ」や「亜鉛」、「アルギニン」「シトルリン」や各種ビタミンなどを配合したタイプの精力剤です。

乱れた食生活や生活習慣により不足してしまっている栄養素を補うことで、減退してしまった性欲を本来のレベルまで引き上げていきます。

こうした精力剤は性欲アップだけでなく、血行を促進し、ちんこの増大や硬さアップにもつなげてくれます。

性欲低下で失われていた勃起力もアップさせてくれるなど、さまざまな角度からサポートしてくれるのです。

即効性があるものではありませんが、身体へ悪影響を与えるものでもないため、疲労回復や健康維持のためにもおすすめです。

バイアグラと精力剤はどう違う?

性欲減退の根本原因に関係なく、飲むことで一定の改善効果がみられるバイアグラと精力剤。

これらの大きな違いとしては、医師によって処方される医薬品か、自身で購入できるサプリメントかの違いです。

バイアグラは医薬品のため素人が個人的判断で利用することはできません。

即効性があり効果が高いのが特徴ですが、その効果はあくまでも一時的なものです。

そのため、バイアグラでは性欲減退の原因自体を取り除くことは難しいのがネックです。

一方、精力剤には即効性はないものの、継続利用することで体質改善を行い性欲減退の問題を、根本から少しずつ改善させる効果が期待できます。

どうしても今すぐ性欲を高めなくてはならないという場面であればバイアグラが効果的ですが、医師の処方が必要となるためどうしてもハードルは高くなります。

根本的に改善したいという方や、ネットなどで購入して改善していきたいという方は、まずは手軽な精力剤から取り入れてみてはいかがでしょうか。

性欲アップにつながる食材と栄養

男性ホルモンの分泌や性欲アップのためには、バランスの取れた食事は欠かすことができません。

なかでも、亜鉛アリシンアルギニンなどは、性欲を高めるために積極的に取り入れたい栄養素です。

食材によっては毎日食べるというのはむずかしいものもありますが、上手にメニューに加えつつ意識して口にするようにすると良いですね。

牡蠣、ウナギ、牛肉の赤身(亜鉛)

亜鉛は、「セックスミネラル」とも呼ばれているミネラル成分です。

亜鉛が不足してしまうと、テストステロンの低下につながるとも考えられているため、男性機能低下の予防のためにも欠かせない栄養素です。

亜鉛は牡蠣やウナギなどに多く含まれており、牛肉の赤身などからも摂取することができます。

スイカ、メロン(シトルリン)

シトルリンは、血行促進や老廃物のデトックス、疲労回復や筋力アップなどに効果的だとされている成分です。

血行を良くする効果もあるため、ホルモン分泌やちんこへの血の巡りアップにも効果的です。

スイカやスイカの皮に多く含まれる成分ですが、メロンやキュウリなどにも含まれています。

ニンニク、長ネギ、たまねぎ、ニラ(アリシン)

アリシンは亜鉛に次いで性欲増大に欠かせない栄養素です。

アリシンは疲労回復を促すほか、新陳代謝を高めてスタミナをつけてくれる効果があります。

昔から、元気になるためにはニンニクのようなにおいの強い食品が良いといわれますが、こうした効果が望めるからなんですね。

他にも血液をサラサラにしてめぐりを良くしてくれる働きがあるため、チンコ増大サプリなどにも多く取り入れられています。

くるみ、大豆、鶏むね肉、アジ(アルギニン)

アルギニンには、精子の数を増やしたり活発にしてくれる働きがあることがわかっています。

また、ED改善作用があることも分かっているため、不妊治療やED改善の現場でも積極的に取り入れられているのです。

このことからも、アルギニンは性欲増大やチンコ増大につながる魅力的な栄養素なのです。

ビタミンD、ビタミンE、ビタミンBなどのビタミン群

ビタミン群には、性欲アップにつながるホルモン分泌をサポートする効果を持つものがたくさんあります。

ビタミンBは、亜鉛やアルギニンなどさまざまな栄養素の吸収を高めたり、ホルモン分泌を高めるのに欠かせない栄養素で、精力アップにつながるビタミンです。うなぎやレバー、バナナなどに含まれています。

ビタミンEは、男性ホルモンの分泌を促すほか、精子の量を増やしたり運動量を高める効果が期待できます。ほうれん草やブロッコリーなどの野菜類や、ナッツ類に多く含まれています。

ビタミンDもビタミンEと同様、男性ホルモンのテストステロンの分泌を促してくれるビタミンです。サンマや酒、カレイなどの魚類に多く含まれています。

性欲減退の解消法まとめ

性欲は年齢と共に少しずつ低下していくものです。

しかし、年齢を重ねて性欲が落ちてしまっている場合でも、生活習慣の改善や食事などによって回復させることは可能です。

また、年齢に限らずストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどでも性欲が減退してしまうこともあります。

性欲の衰えを感じ始めたら、まずは生活習慣の乱れを見直すことから始めてみましょう。

不足している栄養素がある場合には食事の見直しを行い、足りない栄養素は精力剤やサプリメントなどを活用して上手に補給することで少しずつ整えていくことも大切です。

性欲減退はセックスの問題だけに限らず、健康や気力の問題にもつながってきます。

なんとなく身体の調子やおかしいかなと感じたときや気分が落ち込みやすいと感じたら、性欲増大につながる改善方法を取り入れてみるのがおすすめです。

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